雨水工事 長野県 北佐久郡

令和2年度 県営農村地域防災減災事業
大久保地区 岩村田用水トンネル工事

家屋直下を無改良推進
(破砕型泥濃式推進工法)(軌道横断)

工事概要

工法 破砕型泥濃式推進工法
呼び径 φ900㎜
推進延長 349.25ⅿ(238.35ⅿ+110.90ⅿ)
曲線条件 100R+100R、150R
土質 礫混り細砂、埋土・玉石混り砂礫、砂質土、玉石混り砂、礫混り砂
N値 50/14、12~50/6、50/6、8~12
礫率 17%~76%、34%~80%
最大礫径 750㎜
地下水位 無水層
土被り 7.22ⅿ~2.59ⅿ、7.20ⅿ~0.83ⅿ
工期 2021.9~2022.3
特徴 軌道横断、家屋下推進、法面到達
基本的に推進工法は、官民境界である道路占有範囲内を地中にトレースし、その範囲内での施工を実施します。
しかしながら、本工事は、地下埋設物等の関係から、地上に家屋が存在する民間地直下を掘進する路線となっておりました。
さらに、発進部は鉄道横断、施工対象地盤は巨石を含む玉石砂礫層であったため、破砕型掘進機の採用はもとより、周辺地盤への影響軽減のためのテールボイド安定システムである「クラウンチェックモール工法」を採用しました。
このシステムは、掘進機通過後のテールボイド沈下抑止対策として、クラウン部(天井部)から地盤空隙のチェックと補足注入システムを兼ね備えたものとなっております。
また、反転スパンは到達立坑までの運搬経路が狭小であったことから、大型揚重クレーンが入出できない条件のためリターン回収方式が採用されました。
これらの対策、効果により、周辺への影響、家屋の影響もなく、無事2スパン共に到達することができました。

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