推進工法と他工法との違い

Difference

開削

地上の道路部を占有し、バックホーにより、地上から地盤を掘削し、側面の土留めを横矢板等により土が崩落しないように抑えながら、所定の床面まで掘削し、管きょを敷設します。

工法の特徴
安価
周辺環境影響
管きょ敷設路線全てが占有されることから、交通支障等の影響が大きい
地下埋設物
埋設物より深い位置での敷設は不可
施工深度
基本的に地下水がない浅い位置まで
地盤
硬質地盤や地下水位以下の施工は不可
経済性
工事費としては安価であるが、交通に支障を受け、敷設深さにも制約があることから、都市部での施工は少ない

非開削:推進

管きょ路線の発進・到達位置に発進・到達立坑(縦穴)を掘削し、地中を掘り進む掘削機(掘進機)を使用して土を掘り、元押油圧ジャッキにより推進管を推し進め、管きょを構築します。

工法の特徴
地上環境への影響が非常に少ない
周辺環境影響
地上への影響がなく管きょを敷設できることから、周辺への影響が少ない
地下埋設物
埋設物に干渉しない縦断曲線などの
路線にて対応
施工深度
基本的に20m程度まで
地盤
軟弱から硬質地盤まで対応可能
地下水の有無も施工可能
経済性
シールドよりも安価で施工スペースも小さいことから、下水道を中心とした都市部の管きょ構築に多く採用されている。

非開削:シールド

管きょ路線の発進・到達位置に発進・到達立坑(縦穴)を掘削し、地中を掘り進む掘削機(シールド機)を使用して土を掘り、シールド機後方のシールドジャッキにより推し進め、ピース状のセグメントを組み立て覆工しながら管きょを構築します。

工法の特徴
地上環境への影響が非常に少ない
5ⅿ以上の口径や1㎞を超える施工が
可能
周辺環境影響
地上への影響がなく管きょを敷設できることから、周辺への影響が少ない
地下埋設物
埋設物に干渉しない縦断曲線などの
路線にて対応
施工深度
40m以上の大深度での施工が可能
地盤
軟弱から硬質地盤まで対応可能
地下水の有無も施工可能
経済性
高価ではあるが、大断面や長距離施工などの適用性にすぐれていることから、トンネル、地下鉄、雨水渠などの多くの用途に利用されている。

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